藤井風「さよならべいべ」は、1stアルバム「HELP EVER HURT NEVER」(2020年)に収録された楽曲です。一見すると恋人との別れを描いたラブソングですが、風さん自身が”上京ソング”と語っているように、地元・岡山を離れ東京へ向かう旅立ちの物語が重ねられています。 この記事では「さよならべいべ」の歌詞の意味・考察をまとめ、私のピアノ演奏動画もあわせてご紹介します。
🍋「さよならべいべ」は、別れの顔をした“旅立ちの歌”
藤井風の「さよならべいべ」は、一見すると恋人との別れを描いたラブソングに聞こえます。しかし少し踏み込んで聴いていくと、それだけではないことがわかります。風さん自身が”上京ソング”と語っているように、この曲には岡山を離れ東京へ向かう自分自身の物語が重なっています。
つまりこれは、恋人への「さよなら」に見せかけた、地元と、昔の自分への「さよなら」なのかもしれません。
🍇「さよなら」は次のステージへの通過儀礼
この曲の「さよなら」は、取り返しのつかない悲しみというより、次のステージへ進むための通過儀礼のように響きます。 終わりは始まりでもあり、別れは出発でもある――そんな視点に立つと、曲全体の温度が少し変わって感じられます。涙を流しながらも、足は前に出ている。そんな姿が目に浮かぶのです。
🍒 歌詞に込められた「置いていかれる感覚」と「べいべ」の意味
「来んと思った時はすぐに来た」
「時間てこんな冷たかったかな」
終わりは、思ったより突然やってくる。時間は待ってくれない。夢を追うために動き出したとき、気づけば大切なものを背中に残しているような感覚が、歌詞の随所ににじみ出ています。
「別れはみんないつか通る道じゃんか」という言葉は、自分への言い聞かせに近い響きを持っています。
そして、「べいべ」。この一言が、空気をやわらかくしています。照れ隠しのようで、冗談めいていて、でも本当は少し震えている。泣きたいけど、笑って言う――その複雑さこそ、この曲の核心かもしれません。
🍊 手放すことで身軽になる――自分自身への「さよなら」
歌詞に漂う「何もかも手放して行こう」というニュアンスは、恋人だけでなく、地元の景色や甘えた自分からも離れる決意の象徴のように感じられます。
岡山での自分に「さよならべいべ」と告げ、音楽という夢に向かって進む。それは寂しさを伴うけれど、同時にどこか清々しくもあります。
🍉 サウンドが表現する「行きたいけど離れがたい」という揺れ
ギターとピアノを軸にしたシンプルな編成。
ギターとピアノを軸にしたシンプルな編成。メジャーとマイナーを行き来するようなコード感が、「行きたいけど寂しい」「離れたいけど離れがたい」という揺れる感情を、そっと支えています。
派手ではないのに深く、静かだけれど芯が強い。まさに、決意の歌です。
🎹 演奏動画のご紹介
私もこの曲をピアノで演奏しました。オフィシャルピアノスコアとEASY PIANO SOLOスコアの2バージョンをYouTubeで公開しています。よろしければぜひご覧ください♪
🎹【オフィシャルピアノスコア・さよならべいべ】
🎹【EASY PIANO SOLOスコア・さよならべいべ】
🥝 まとめ
「さよならべいべ」は、恋人との別れを描くようで、実は次の3つが重ね合わされた曲です。
※地元・岡山への別れ
※昔の自分への別れ
※そして夢へ向かう出発
別れは終わりではなく、始まり。寂しさを抱えたまま、それでも前へ進む。その姿があるからこそ、この曲は聴く人の人生の節目にも静かに寄り添ってくれるのだと思います。
ぜひ私のピアノ演奏動画とあわせて、改めてこの曲の世界観を味わってみてください♪

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