
藤井風沼にはまった日のこと──2021年紅白歌合戦、あの夜の衝撃
「藤井風にはまったきっかけは?」と聞かれたら、迷わず答えられます。2021年12月31日、紅白歌合戦です。あの夜のことは、今でもはっきり覚えています。
ハーフっぽい青年が、実家から出てきた?
年越しムードで紅白を眺めていたとき、画面に見慣れない青年が現れました。どこかハーフっぽい雰囲気(※風さんは純日本人です!失礼しました💦)で、なぜか岡山の実家からの中継らしい。しかも手元にあるのは、いかにも安そうな(失礼!)キーボード。カチャカチャした鍵盤の音が聴こえてきて、「?」が頭の中をぐるぐるし始めました。
そしてしばらくすると、「サプライズ」と言いながら本番ステージへ。司会者でさえ知らなかったような演出で、ざわざわした空気の中、演奏が始まりました。
「ただ者ではない」と確信した瞬間
その瞬間、空気が変わりました。
ピアノに関しては多少わかるつもりでいる私でも、「これは相当うまい」と感じるほどの演奏。髪もじゃもじゃで、どこかとぼけた雰囲気の青年が、鍵盤の前に座った途端に別人のような存在感を放つ。引き込まれるとはこういうことか、と思いました。
さらに驚いたのは、その後のトリ。歌姫MISIAさんの伴奏を、あの青年が務めていたのです。紅白のトリの伴奏を任されるということが、どれほどのことか。しかも作詞作曲は風さんでした!MISIAさんに楽曲を提供していたのです!「ただ者ではない」どころの話ではありませんでした。
翌日から始まった、YouTube三昧の日々
元日の朝から、スマホを握って検索を始めていました。「藤井風」と打ち込んでは動画を再生し、また次の動画へ。気づけば少年時代の動画までさかのぼっていました。
お父様とお兄様が12歳の頃からアップし続けてくださっているピアノ動画は、少年が少しずつ成長していく記録でもあります。毎日毎日ピアノと歌に向き合い続けた時間が、画面越しに伝わってきます。その姿を見ていると、まるで親戚のおばちゃんのような気持ちになってしまって(笑)、気恥ずかしいけど温かい気持ちになります。
そこまで彼を育ててくださったご両親への感謝も、自然と湧いてきました。こんな才能を、こんなに真っ直ぐに育ててくれた方々がいたんだなと。
あの紅白の夜から、気がつけば完全に藤井風沼にはまっていたのでした。


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